2023.01.13
コダマプロジェクト活動発表会
“街ミーティング2022”開催②
▲ 2022年コダマプロジェクト活動発表会
さまざまなメディアでも取り上げていただき、少しずつ注目度があがっている「コダマベース」。車一台分のスペースで設置できて、建築申請も不要、移動もできるタイニーハウスです。
まずは「コダマベース」のYouTubeチャンネル開設の報告から。動画制作を手掛けた山本さんからコメントをいただきました。
山本さん
現在のところ2本の動画がアップされています。この動画ではコダマベースのスペックなど、説明的な部分を動画にしてきました。今後は、遊びというかエンタメ性といった部分も紹介していきたいなと思っています。
ヒノキでできた純国産のタイニーハウス。今後はさらに進化する予定もあるとか。
山田さん
コダマベースを元にしたカーゴを考えています。コダマベースは、移動できるとはいえ本当に動かすとなると業者に頼む必要がでてきてハードルが高い。そこで、コダマベースをキャンピングカーのようにしてみたらどうかと考えました
コダマベースのコンセプトを引き継いだ新たなアイテムの設計が着々と進んでいるようです。接合部分などには金属を使うものの、本体部分はコダマベースと同じヒノキを使用する予定だそう。
▲ コダマカーゴのデザイン、設計を担当する山田さん(中央)と牧野さん(右)
金属と木という異素材の組み合わせも、遊び心があっておもしろいんじゃないかなと思っています。カーゴの角を丸くして、車の曲線との親和性を高めてみようかなとか、いろいろ勉強しながら進めていきます
牧野さん
今は設計段階。イメージとしては、キャンピングカーと牽引車の中間くらいのものを想定していると牧野さん。完成目標は2023年の5月です。
続いて、毎年恒例のコダマデスク「山の冒険旅行」についての報告です。
村雲さん
来年度は3月25日、26日で開催します。今回から『魚の宿』というコテージでの宿泊となります。毎年、子どもたちがイキイキと楽しそうな笑顔で参加してくれて、大変嬉しく思っています
春先に開催される冒険旅行では、ふだん街ではめったに食べることのない山の幸をいただきます。自分で採ったお茶の新芽や山菜を天ぷらにしたり川魚を焼いて食べたり、特別な体験をしながら自分たちが使う机がどうやってできるのか、山に入って体験します。
2023年も、新しい笑顔に会えるのが楽しみです。
以上、コダマプロジェクト活動発表会のレポートでした。
まつおさん
今年はグッドデザイン賞、ウッドデザイン賞のW受賞という嬉しい報告ができた1年でした。
まだ報告段階ではないものの、ヒノキ風呂を作る技術を使って住宅設備を作るなど、新しい構想も進んでいるようです。
2023年のコダマプロジェクトも、ご期待ください!
昨年に引き続き、今回も一般の方にご参加いただきました。大学生も2名参加。「コダマプロジェクト」に興味を持ってくださる方が増えていくのは嬉しいことですね。
▲ コダマプロジェクトのメンバーでもあり椙山女学園大学「生活科学部 生活環境デザイン学科」の橋本先生(中央)と、一緒に参加してくれた大学生の2人
活動発表の後は、メンバーと一般参加の方みんなで懇親会。
山の幸と街のごちそうを持ち寄って、今年もにぎやかに幕を閉じました。
(文:まつおまいこ)