2023.01.13

コダマプロジェクト活動発表会
“街ミーティング2022”開催①

年に一度開催されるコダマプロジェクト活動発表会が2022年12月15日に開催されました。プロジェクトのメンバーが集結し、一年の活動を総括。今年はグッドデザイン賞、ウッドデザイン賞をW受賞するという嬉しい報告も―。

今回の活動発表会の目玉は、なんといっても受賞報告。
2021年の活動発表会の最後に、「2022年はグッドデザイン賞とウッドデザイン賞を狙います!」と新しい年に向けての目標を掲げていましたが、宣言通り見事W受賞を果たしました。


グッドデザイン賞とは「デザインによって、私たちの暮らしや社会をよりよくしていくための活動」に与えられる賞。製品や建築、ソフトウェア、システムやサービスなど、ジャンルは多岐に及びます。形のあるなしに関わらず、社会的な課題を解決するために役立つデザインを評価するのがグッドデザイン賞です。

今回は、私たちの「コダマプロジェクト」のスタートラインとなった「コダマデスク」を代表的なプロダクトとしてエントリー。

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水野さん

エントリーの際には、製品としての魅力だけでなく、『モノや素材を通して、地域の資源がつながり、人と人がつながる』というプロジェクト自体の理念を中心に提出しました

「コダマデスク」は岐阜県東白川村の天然木を使用した学習机。販売価格には「山の冒険旅行」の費用が含まれています。冒険旅行では子どもが、机ができあがっていく工程を実際に山に行って体験するというもの。冒険旅行を通して山の資源が自分たちの暮らしを豊かにしてくれるというメッセージを伝えています。

▲ 受賞の報告をするリーダーの水野さん(左)と、「コダマデスク」のデザインを担当したプロデューサーの村澤さん(右)

審査員からも、『森から切り出した木がデスクになるまでのストーリーを、購入者が体験できるプログラムは秀逸』という評価をいただきました。ライバルがたくさんいた中で、この仕組みがしっかり評価していただけたのは、素晴らしいことだと感じています

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村澤さん

ところで、1957年に始まったグッドデザイン賞ですが、初代グランプリは何か想像つきますか? 村澤さんによると、漆の器や灰皿といった日用品だったそうです。

当時の日本にはイギリスやアメリカなどの模倣品が多く出回っていました。そこで、摸倣を防止するオリジナリティのあるデザインを奨励する動きを後押しするために、こういった賞がつくられたんです。

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村澤さん

賞のスタートから65年。時代の変遷とともに価値観も変化し、デザインに求められるものも変わってきたと村澤さんは話します。

“デザイン”という言語自体、とても多様化しています。2022年の大賞は奈良県のチロル食堂です。貧困状態にある子どもたちを地域で支える活動が評価されています。製品のデザインに与えられていたものが、今は社会活動がデザインとして評価される時代になってきました

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村澤さん

応募総数が5000以上あった中での受賞。残念ながら目標だったベスト100には届かなかったものの、外国からの応募も増えてきているなかで受賞できたことは、とても嬉しいことです。

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水野さん

僕らと同じような活動をしているところは、ほかにもあるとは思います。ただ、継続しているところは少ない。僕らが9年間続けてきたことに対して、グッドデザイン賞という社会的な評価を得られたことは、非常に意味のあることだと実感しています

続いて、ウッドデザイン賞についての報告。
多様な分野の木材製品や空間を、生活者の視点から開発していこうというウッドデザイン賞。SDGsやカーボンニュートラルへの取組みが活発になっている今、森林や木材の利活用は私たちの大きな課題でもあります。そんななか、木の良さや価値をデザインの力で再構築していこうというのがウッドデザイン賞の狙いです。


コダマプロジェクトはコミュニケーション分野、連携・協働・仕組みづくりのカテゴリで評価を受けました。

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水野さん

山の製材屋からデザイナー、家具屋とかいろんなジャンルの人が集まる僕らのプロジェクトですが、山とまちをつなぐという僕らの連携や協働が評価されて非常に嬉しく思います。
次は、『山の冒険旅行』でキッズデザイン賞でも狙ってみようと思います!

受賞をきっかけに、改めてプロジェクトの理念や意義をメンバーで再確認。今後も、メンバー全員で成果を出していこうと意気込みを新たにしました。

2022年活動発表会の前編をお届けしました。
続編では、コダマプロジェクトが注力する「コダマベース」についての発表を中心にお伝えします

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まつおさん

(文:まつおまいこ)

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